定年準備、娯楽目的のために「100円貯金」を始めてみた

娯楽の目的で「100円貯金」を始めることにした

 私は50代になったので、老後資金の形成の目的で、去年から積立投資を始めたばかりである。

 今回は、それとは別に娯楽の目的で「100円貯金」を始めることとした。

100円貯金」というのは、特に決まった方法があるわけではない。

私の場合は、貯金箱(500円玉貯金を想定したもの)を用意して、そこに貯めれそうなお金をひたすら貯めていくというだけである。「100円」といっても、別に100円玉のみを貯金箱に入れるわけではない。とは言え、1円玉、5円玉、10円玉では両替等が面倒になりそうだし、金額的なインパクトも見込めないので、私の場合は、50円玉以上ということにした。勿論、1万円札でも構わない。 

普段の積立投資とは別にわざわざ「100円貯金」を始める理由

 既に老後資金のための積立投資を始めているのに、何故わざわざ「100円貯金」をやるのかということだが、それは「節約」に向けた練習と、単なる遊び・ゲーム感覚である。

 50代のサラリーマンの場合、出世や転職による収入増は期待しにくいので、積立投資の原資を捻出するには、節約がカギとなる。節約を利用して、月に5万円を積立投資に回して、運用利回り5%を継続できたと想定すると、12年間で約1000万円も貯まる。

 5万円というと、ちょっと大変と思うかも知れないが、ボーナスから一部原資に回してもいいので、その場合には、月3万円くらいを節約で捻出できればOKということなので、大企業のサラリーマンが本気でやれば誰でも十分実行可能性はある。

 ただ、私の場合、とりあえず積立投資は始めたものの、本格的な節約はまだ出来ていない。

具体的には、生命保険の見直し、携帯代金の見直し等がまだ出来ていないのである。このあたりについては、まだ勉強の段階である。

 そこで、とりあえず、節約の効果を実感してモチベアップを図る意味で、お気楽な少額の貯金をスタートしようと思ったのだ。 

貯金には目的と数値目標が必要

 貯金の原資となるのは主として「節約」であり、「節約」にはストレスが伴いがちである。

このため、モチベアップのために貯金の「目的」を明確に持つことが必要である。

今回の「100円貯金」の目的は、老後資金とは全く別の、娯楽目的である。貯まったお金は、ちょっとした買い物(本、衣類、外食、小旅行等)に使うつもりである。

 また、「数値目標」を明確にしないと、それなりの金額は貯められない。

この点は、会社の予算と同じである。

したがって、目標金額と目標期間の設定が必要であり、その進捗状況をレビューして、目標達成に向けて進めて行くことが必要である。

 私の場合は、1週間当たり平均「5千円」目標で、「5万円」を10週間で貯めることを目的とした。達成できるかどうか、やってみないとわからないが、達成できない場合には何が原因かを把握して、今後のいろいろな節約につなげられたらいいなと思っている。 

1週間平均「5千円」を貯めるプラン

 まず、前提であるが、この「100円貯金」の原資には、生命保険代の節約とか、携帯代金の節約等は含めない。そういった家計関連の項目は、老後資金向けの積立向けにしようと考えているからである。

 このため、原資となるのは、いわゆる私のお小遣い関係ということになる。

具体的には、以下の様な項目から貯金が出来るのではないかと考えている(順不同)。 

①浮いた支出

 これは予定していた飲み会等がキャンセルになった場合に、その代金を貯金箱に入れるのである。今までであれば、こういったケースでは、想定していた支出予定額は財布に入れっぱなしでいつの間にか無くなっていたが、これからは貯金にしようということである。

 また、歓送迎会とか、会社のイベントでランチ代等を会社が出してくれるケースがある。

こういった場合には、通常のランチ代相当額が浮くことになるので、それを貯金しようということである。

 それから、私の場合、肩凝り・目の疲れの緩和目的で基本的に週1回、指圧・マッサージを受けている。ただ、予約が取れない場合もあり、その場合にはその金額が浮くことになるので、それを貯金に回そうかと考えている。(月に1回位、予約が取れないことがあるので)

 実は、これが最大の原資になるのではないかと考えている。1回当たり数千円になるからである。 

②想定よりも支出が少なく済んだ場合

 これは上記①に準じた方法である。

例えば、会社の飲み会とか、大学時代の同期の集まり等が開催されたが、

そこでの費用が想定していたよりも低かった場合である。

このような場合には、その差額相当分を貯金に回そうかと考えている。 

③財布の小銭が膨らんだ場合

 これが狭義の「100円貯金」というか、「100円玉」貯金かも知れない。

財布の小銭入れが、お釣り等で膨らんだ場合には、そこから50円玉以上の硬貨をいくつか貯金箱に入れるというものである。 

④その他

 これは、主としてポイント関係である。

飲食店のポイントが貯まってランチが一回無料になったとか、クレジットカードの使用によって商品券がもらえたとか、そういったケースである。 

週次のモニタリングを実施

 私の「100円貯金」の原資は、いわゆる変動費的なものの節約とか、浮いた費用が原資となる。従って、週によるブレが大きい可能性がある。そこで、毎週、進捗状況をチェックして、とりあえず平均「週当たり5千円」を目指してやって行こうと思っている。

 ストレスが貯まるのは良く無いので、厳しいと思えば目標値を下げればいいだけの話だ。

目標金額「5万円」の使い道はまだ具体的に決めていないが、貯金はどうせやるなら楽しくやった方がいいので、いろいろとポジティブに想像して候補を探して行こうと思っている。

 この記事については、定期的にアップデイトできればいいなと考えている。