定年後を見据えて、娯楽目的の「100円貯金」を始めてみた(総集編)

資産形成目的ではなく、娯楽目的で「100円貯金」をやってみようと思った

 定年後の老後資金の形成のために、節約によって運用原資を捻出し、それを積立投資でコツコツ増やしていくというのはよくある話である。本ブログでも、その手の記事はいくつも書いてきた。

 今回は、そういった資産形成目的ではなく、目標金額レベルも、達成の必要性も高くない、あくまでも、財布にある小銭を有効活用して、娯楽用に貯金が出来たらいいなという、お気楽なゲーム感覚の貯金である。

 このため、よくある固定費の削減(生命保険や携帯電話代の削減等)とかの月数万円の節約が可能な大技は使えず、目標は「週に5千円、約2か月半で5万円目標」ということで、今年の3月にスタートした。

 この3月からスタートした「100円貯金」の途中経過は、このブログでも紹介している。

https://retirefphb.com/archives/180

https://retirefphb.com/archives/243

https://retirefphb.com/archives/311

https://retirefphb.com/archives/321 

しかし、上記の過去記事の通り、娯楽目的の「100円貯金」は思い通りには進捗しなかった。

ただ、5月末には、とりあえず強引に、目標額である「5万円」に到達させた。

そこで、一区切りということで、その反省点を踏まえ、「100円貯金」はどのように進めてみるのが良いかについて、今回まとめることした。 

目標は「月」単位で、目標額は「1万円」とした方がいい

 まず失敗したのは、目標達成期間である。

週に5千円で10週間をかけて5万円と何も考えずに設定したのであるが、この種のゲーム感覚の娯楽向けの貯金で、期間が10週間というのは長すぎるし、キリも悪い。期間が長すぎると、モチベーションが下がり気味になるので、1か月単位で何らかの成果が出るような形にした方がいいと思った。

 そして、目標達成期間と連動するのだが、目標金額も「財布の中の小銭」メインで貯金をすることを考えると、そんなに高額には設定できない。とは言え、低すぎるとモチベーションに書けるので、1か月あたり「1万円」というのが丁度いいかなと感じた。

 そして、当初の「週5千円」というのは、やってみて結構ハードルが高いと痛感した。

固定費とか交際費、サブスク代、外食費といった家計絡みのものとは別の、自分のポケットマネー、お小遣い的なものだけを原資とする貯金なので、そもそも原資が多くない。

 現実的には、「週に23千円」というのが精一杯のレベルであろう。

もっとも、財布の小銭を有効活用して、月に1万円を捻出できることになれば、そこそこ、モチベーションに欠けることにならない気がする。 

100円貯金」で月に「1万円」を実現するためのコツ、工夫

 月に「1万円」となると、一週間で2500円が貯金の目標額である。

過去数か月間やってきて感じたことは、「100円玉だけではパワー不足」ということである。

毎日、欠かさず、100円或いは200円を貯金箱に入れ続けても、1万円には到達しない。

 他方、「500円玉」を週に何度か投入できると、週当たり2500円にはグッと近づくことができる。

 しかし、意外と「500円玉」が財布に居てくれる時間は長くはない。結局、毎朝(或いは毎晩)、貯金箱と対峙した時に、財布に500円玉があれば、その時に必ずその500円玉を貯金箱に入れる習慣を作る、これがポイントである。

 それから、これは多少インチキ臭い感じがするかも知れないが、「100円貯金」を開始した初月とか2か月目は、力技を使ってでも、少々強引に「月に1万円」を達成した方がいい。

 というのは、この種の節約というか、貯金は達成できないと、何となく自然消滅してしまいがちである。反対に、継続的に達成できると、それは自信に繋がり、習慣化に近づけることが出来るからである。

 このため、月末に貯金箱を開けた際に、9千円しかなかった場合には、財布から1千円を出して1万円を達成するのである。

なお、「100円貯金」に限定する必要は無いかも知れないが、「100円貯金」のメインの目的は「1万円」を捻出することであり、月末にいくら貯まっているかのドキドキワクワク感ではない。従って、週単位でチェックし、その進捗に合わせて貯金ペースを変えてみる方法がいいと私は感じた。 

貯まった「1万円」の使途

 まず、テクニック的な話だが、月末に貯めることが出来た「1万円」は、すぐに銀行のATM1万円「札」に替えることである。そして、普段使っている財布に入れるのではなく、別の財布なり、封筒なりに入れるのである。これ重要。「お金に色はつかない」とも言うが、私はそうは思っていない。娯楽目的で、ちょっとしたお楽しみ目的で貯めたお金なので、これは娯楽目的で使うべきである。だから、いつもの銀行口座とか財布に入れてしまうべきではないのだ。

 使途は「娯楽目的」なのだが、使うタイミングは自由である。

私の場合は、全部使い切ることはせずに、千円とか2千円とか、一部を残して繰り越して行こうかなと思っている。そうすると、継続すればするほど、余裕資金が膨らんでいくからだ。

まあ、このあたりは人それぞれでいいのだと思う。

 この次は、「100円貯金」によって貯めることが出来た「1万円」がその後に、どのように有効活用されたかについて、ブログ記事を書きたいと思う。