定年後と娯楽、たまに行くならこんな店 Plaiga TOKYO(プレーガ東京)

定年後、たまには贅沢な娯楽も悪く無いか?

 定年後は、とにかく「時間」があるので、いろいろと趣味を楽しんだ方がいい。

そして、定年後はお金がかからなくても楽しめる娯楽はいろいろあるので、過去記事では、そういった娯楽を紹介したりもした。

https://retirefphb.com/archives/28 

しかし、それは、定年後は贅沢な娯楽は良くないという趣旨ではない。

懐具合に応じて、たまにはお金のかかる娯楽を楽しむのも悪くないだろう。

 そこで、私は50代の定年準備の段階であるが、最近、お金はかかるが興味のあるお店に行ってみたので紹介したい。

 それは、丸の内にあるPlaiga TOKYO(プレーガ東京)という、フレンチレストランである。

https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13246834/ 

大手町駅から地下直結の、パレスホテルの隣にあるビルに入っている、非常にお洒落で豪華な雰囲気のお店である。これは、私がたまたまテレビを見ていて、デザイナーのコシノ三姉妹が一緒に食事をしていて気になって調べてみのが、きっかけである。

 料理について

 Plaigaは、コース中心で、メニューの選択肢はそんなに多くない。私は「ムニュスペシャル」というのを選択した。これは、メインが「飛騨牛フィレ肉」の黒トリュフソースになっている点が特徴である。

 最初に、シグニチャーディッシュということで、「毛蟹 向日葵」というのが出る。これは下側に毛蟹が詰っていて、見た目はフレンチだが、味は高級寿司店で提供されるおつまみのような、和のテイストの味付けである。見映えも味も満足の行く、最初の一皿であった。

 2皿目は、鮎とメロンである。これは見た目のインパクトが非常に強い。鮎が泳いでいる姿を表現している。また、小さなメロンのスープも提供され、デザートに近い、メロンの香りがギッシリつまっていた。ピエールガニエールとかマサ・ウエキの様な、非常に見栄えのする料理である。

 三皿目は、トウモロコシとボタンエビである。

これも見た目も、味も非常に凝った前菜であり、旬の朝採れトウモロコシを使っていて非常に甘く、しかも、トウモロコシをかたどった部分にはエビが入っていて、隠し味となっている。

 前菜2更に続いて、サラダである。シェフの故郷の福岡の糸島の野菜を使用している。

 サラダの次は、再び、前菜風の料理が2品続く。

ズッキーニとつぶ貝の料理は、非常に蜜柑?、柑橘系がアクセントになっている。

 金目鯛は、これも高級寿司店で提供されるような和のテイストであり、金目鯛の皮の食感がバリバリで美味しく、フレンチだが鰹節の出汁が効いている。

 

そして、いよいよメインの登場である。

飛騨牛フィレ肉と黒トリュフということで、ステーキとトリュフソースと言うと、フレンチの定番のような気がしたが、私としてはこれが一番美味しかった。飛騨牛が柔らかくて濃厚な味だったのは当然として、ソースが非常に独特で、今まで食べたことが無い味であった。とにかく、デザートの様な甘みがあるのだが、くどくなく、爽やかなのである。

この飛騨牛と黒トリュフを選択すると、確か5千円位高くなってしまうのだが、その価値は十分あると思った。

 あとは、口直しのシャーベットとデザートである。

デザートは桃を使ったものであり、旬の桃の香りがアクセントになっている。

もっとも、他の有名フレンチと比べると、ボリュームや見映えの面で、若干寂しい感じがしないでも無い。

料理については、最初のシグニチャーディッシュ、前菜2皿の、凝った見かけと味が強烈であり、非常に満足の行く内容であった。

 内装について

 このお店の特徴の1つは、内装の豪華さだと思う。

私が案内されたのは個室ではなく、普通のテーブルであるが、ソファー席になっていて広々しており、周りともほぼ遮断されており、個室に近い雰囲気であった。非常にゴージャスで満足度の高い内装・雰囲気である。

 価格について

 ランチタイムに訪問したので、アルコールは頼まず、ソフトドリンクだけであったが、二人分で6万円ちょっとである。ランチとしては高いが、この店の特徴はディナーも値段が同じである点である。もっとも、ディナーだと、お酒代等がそれなりにしそうなので、実際はランチよりは高くなりそうである。

 食べログのコメントを見ても明らかな通り、このお店は立地・外観・内装・料理・サービス・評価ともに高く、記念日にはピッタリだと思う。年1回、行くか行かないかの「ハレ」の日用の高級店であるが、結婚記念日、プロポーズ、誕生日、クリスマス、その他お祝い事には向いていると思う。

 次に来ることが出来るのは何時になるかわからないが、機会があれば、再訪したいお店である。